俺と某の電撃戦

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水素と研究論文の話

 学生時代に研究室で水素や窒素、アルゴンを使うということで高圧ガスの講習を受けたことがあるんだが、水素って配管の亀裂とかから漏洩してる時に水素分子と漏洩部の配管との摩擦だけでも爆発するって聞いたことがあるんだがホントかな。ネットで軽く調べても出てこないのよね。私自身は実験で水素を使うことはなかったが、他のメンバーが実験基板表面の酸化物を還元させるために使用していたので、研究室内には水素の配管が通っていました。


 水素関連でもう一つ。水素は原子半径が小さく金属製の真空装置を透過するから、もしQ-mass(四重極型質量分析計という計器のこと)で水素が検知されたらそれが原因として考えられる……って昔Q-massのマニュアルを読んだ時に書いてあったんだが、これも本当なのだろうか。理論としてはそうかもしれないが、実際に検知したことないのよね。


 水素に限らず研究室では普段の生活ではめったに扱えないものを多く使ってたので(一部今の仕事でも関わるものはあるが)、結構貴重な体験をしてたんだなって卒業(修了)してから思うね。






 さて本題はここからだ。


え、今から!?


 この間吉野さんがノーベル化学賞を受賞したニュースを見てて「そういや俺の研究ってあれ以降どうなったんだろう」と気になり調べてみたら、私が所属していた研究室の先生が私の研究内容で論文を執筆しており既に掲載されていたことを最近知った。そういうわけでこれで大小合わせて3本の論文を私の名前入りで残したことになりました、拍手ッ。


 これまでの私の論文に関しては下記記事を参照↓。


arice403s6c7.hatenablog.com

arice403s6c7.hatenablog.com


 主観だが過去2本の論文の掲載雑誌に比べたらマイナーな雑誌だし、今回も新発見というより過去文献の裏取りだけど……。あと実際に実験したのは私だが既に卒業(修了)している&執筆者が研究室の先生ということで私はSecond Authorということになったけどなッ。


研究論文の著者名の順番には意味があって、一番最初のFirst Authorは主にその実験を行って論文を執筆した人(一番功績がある)、Second Authorはその実験を手伝った人、third Authorがその次に手伝った人……という順番になっており、Last Authorに研究室全体のボスが来ます


 貢献度順ってことかな。もちろん例外もある。余談だが過去2本の方はどちらも私がFirst Authorです(ドヤッ)。


今回の場合は特殊で、実験者が既にいない&執筆者と実験者が異なるということで、ブログ主さんがSecondになったと思われます


 これで昔の研究自体に関してはもう思い残すことはないのだ。