今回紹介する興味深かった本はコチラ↓。
知って役立つ民俗学
森ねずみ森ねずみ森ねずみ……
まぁ民俗学といえば地方のおどろおどろしい儀式とか生贄とか伝説etc……をイメージすると思うし私もこれを読むまではそういうイメージだったんだが、学問としての民俗学というのはそういうわけでもないってのをまず知りました。上でデフォちゃんが言ってるようなバイオ4の邪教徒とかは出てこないですねー。
民俗学というのは我々が日常的に行っている風習や習慣がどう成り立ってきたかという、身の回りに関する生活文化に関する学問なんですね。例えばお墓って何?ってことや日本のお祭りに関することの他にも、ラーメンってどういう道を経て今日に至るのかといったそんな感じ。で、その自分たちにとって当たり前の生活習慣をもとに他地方との違いについても書かれているのでそれも面白い。また地方の話だけでなく都市部で行われてるような祭りについても解説されてたりします。
確かに日常生活における民俗学を見るのはもちろん面白かったが、やはり私としてはダークな意味合いとしての民俗学にも興味があったので、そういう意味では穢れや差別に関する話も興味深かった。
なお、同じ出版社から出てる下記の「はじめて学ぶ民俗学」も、民俗学を更に広く学ぶのにおすすめです↓。
この中では節分に関する話が特に興味を惹かれましたな。確かになんで恵方巻って恵方向いて食べるんだろうな。
以上、知って役立つ民俗学の紹介でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。