「図解眠れなくなるほど面白い」シリーズの本を読みながら眠ってしまったw。とはいえ程よいページ数でその分野の基礎を軽く知るには良い書籍なので*1、よくこのシリーズの本を読んでいます。
代表で一冊だけ紹介↓。
さて、今回の本はコチラ↓。
キヨミズ准教授の法学入門
主人公の高校生とちょっと変わり者の法学部准教授(と同僚の准教授と同級生)の対話式で法律の基本について語る一冊となっている。表紙や挿絵のイラストの画風どこかで見たなと思ったら、「それでも町は廻っている」の作者でした。
法律の根底にある概念(法的思考)から始まって、法学と他の社会科学との違い、法律の種類、法解釈、法学教育、法律の歴史(法制史)についてそれぞれ簡潔に説明してくれる。特に受精卵窃盗の事例のくだりはなかなか興味深く面白い上に法解釈についても理解を深められる良い話でした。
どんな話かは実際に読んでみてね
あとは法解釈がクリエイティブな作業っていうのはメーカーでいうところの研究開発とも考えることができるし、法学を学んだ学生が法曹界に進むのはわずかだけど法学のスキルを持った人材は法律が直接関係しない場所でも有用であるという話はなかなかタメになった。法曹界の人ってただ色んな法律に詳しいってだけかと思ったけど、科学者のように0から1を生み出す要素もあったりと、法律って結構面白い部分もあるのね。
この本を読み始めたきっかけは単に「教養としての法学を知りたい」と思っただけだったのだが、この本を読んで具体的に法学のどういった部分が知りたいのかを考えるきっかけになりました。とりあえずとにかく法律のあらゆることを網羅しようとすると、もはや司法試験を受けるレベルになってしまうことが分かったw。今後も初心者向けの法学入門を何冊か読む予定だが、それらを読み終わったら自分に関係しそうな法学の分野に絞って、普段の生活に役立てれるような法知識を有意義に仕入れたいと思いました。
私のように法律や法学に興味はあるけど法律の知識はほぼゼロですって人におすすめの本です。
以上、キヨミズ准教授の法学入門の紹介でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。
*1:誤字と思われる部分もよく見られるけど