俺と某の電撃戦

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佐賀・長崎戦記① 一日目 吉野ヶ里歴史公園編


photo:佐賀県 吉野ヶ里歴史公園


ついに本格的な九州進出ですわ!



 この間、約3年ぶりの旅で(一泊二日で)佐賀・長崎を巡ってきました。本当なら3年前の秋に行ってたハズだったんだけどねぇ↓。


arice403s6c7.hatenablog.com


 前回は日を経るごとに天気予報が最悪の方向へ向かっており今回も数日前までの予報では雨だったのだが、今回は前日辺りで曇り予報に変わり、現地でも一度も雨に降られずに行くことができました。また新型コロナの影響も考えたが、完全収束を待っていたらその前に寿命が尽きてしまうということで、小康状態を狙って予定を計画しました。


 今回も書きたいことが目白押しなので、全5回+おまけ1回に分けてお届けします。ということで早速まいりましょう。


吉野ヶ里歴史公園


 岐阜からセントレア福岡空港経由で九州入りし、まず向かったのは佐賀の吉野ヶ里歴史公園。皆さんも昔学校で習ったであろう吉野ヶ里遺跡であります。JR吉野ヶ里公園駅から十数分歩いたところにあります。正直思ってたよりちょっと遠いw。



 チケットを購入してさっそく園内へ。入った時はほとんど人がいなかったので「もしかして繁盛してないのか?」と思ったが、進むごとにちらほら人を見かけるようになったので、敷地が予想以上に広くて人口密度が低くなったから他の人との遭遇率が低くなったと思われ。上の画像は猪の置物。敷地内にはいくつか推奨ルートがあるのだが、私は「ひみかのみち」を進みました。



 南内郭。村の偉い人達が居住するエリアのようです。これぞ弥生時代って感じの風景であります。入り口や櫓の上にいたスタッフの方が色々解説してくれます。各所にあるムラは周りのムラとの戦争を経て次第に一回り大きいクニへとなっていくのであります。



 (上)大人(だいじん)とその奥さんの家、(下)大人の家の中(竪穴式住居)。大人と書いて「だいじん」と読み、村の各分野(農業、祭事、軍事等)ごとにそれぞれの大人がその分野を取り仕切っている文字通りその集落の「大臣」といった感じ。奥さんの家が別になっているのは、当時は一夫多妻制だったから……ってスタッフの人が教えてくれました。また家の中の人形は、出土した骨をもとに当時の弥生人を再現したものだそうです。


おじゃまします



 (上)南内郭内にある王の家と(下)クニの王。住居自体は周りの大人と変わりないが、出土する物品が周りの家より明らかに良いものだったのでおそらくここが王の家だったとのこと。



 南内郭を出て、次はまつりごとの中心地で神聖な場所とされる北内郭へ。なお写真はないけど南内郭へ行く前に展示室にも寄っています。この風景いかにも集落って感じがして意外と気に入ってる。



 そしてこちらが北内郭の祭殿。集落の有力者が集まって重要事項を決めたり、巫女が神託を受ける場所となっている。今でいう国会議事堂とか役場みたいな場所かと。



 祭殿2Fの議場。有力者で集まって会議をしてる様子。弥生時代の時点で既にこんな大きい建物が建てれたのだねぃ。



 祭殿3Fの祈禱室。当時はご神託でムラやクニの重要事項を決めてたようです。その集落の有力者がどういう論理で決まっていたのかや、巫女の神がかりという概念がどういう過程で生まれたのか等、興味はつきないです。最近こういう資料館で色んな読み物とか展示を見るのが好きになってきた。


当時は扇風機まで完備されてたんですねぇ


( ⌒ ͜ ⌒ )



 北内郭を出たところにある甕棺墓列。いわゆる墓地。もっと北に行くともっと規模のデカい甕棺墓列もあったらしい。



 さらに北へ進んだところにある北墳丘墓。古墳みたいになっていて、中に身分の高い人たちの甕棺が納められている。写真でもわかるようにちゃんと保存されている。


 公園内では無料のバスが走っていたので、この後はこれに乗って入口の方まで戻ってきました。


今回回った場所以外にも高床式住居群(倉と市)や水田、一般庶民の居住エリアもあるようです


 また、各所の広場でレクリエーションが催されたりもしてるっぽい。


公園レストランで昼飯

 入口に戻ってきたら時間的にもちょうど昼時だったので、ここで入口(東口)にあるレストランで昼飯↓。



 せっかく吉野ヶ里遺跡に来たのだから、食べるものもそれっぽいものをということで「古代貝汁御膳(ドリンク付き)」。アサリの貝汁、みつせ鶏のから揚げ、赤米とみつせ鶏まぜご飯、羊羹、そしてムツゴロウの素揚げ。


ムツゴロウさん!?


 さん付けしたら意味合い変わっちゃうからw。ウーパールーパーだって食べれるんだからムツゴロウが食べれたって不思議ではない。味は白身魚って感じ。貝汁はあっさり塩味で良い味でした。どの品も味わい深くて良かったです。



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公園入り口前にあります


 なお古代系の定食は数量限定なので注意。またチケットを持っていればその日は入退場自由なので、昼飯食ってもう一度入場ということもできるっぽい。




 こうして古代日本の歴史を満喫した私は駅に戻り、次の目的地へ向かったのでした。


とぅびーこんてぃにゅーどっ