4年前に会社の健康診断で太り気味ということでC判定になり保健指導を受ける羽目になったのでダイエットしたら、今度は痩せすぎでD判定になりましたウェーイ↓。
さて、今回の本はコチラ↓
教養としての「地政学」入門
地政学の入門書というよりは主に過去の世界史の出来事などを地政学的に見るといった内容になっているため、タイトル通り”教養としての”「地政学」入門ということに注意。なので0から知りたい人向けというよりは、既に地政学や世界史(特に西洋史)の基礎を知っている人向けという印象です。私も世界史は詳しくないので人や戦争の名前については全然分からんかったorz。けど、著者の持論はともかく地政学の視点で説明している部分はなかなか面白い内容だったように感じたので、地政学についてもう一歩踏み込んで知りたいという人向けといった感じです。
この本に限らず、「教養としての」というタイトルの本は大体そういう既にある程度の基礎知識がある人向けの本だということを、これまで何冊か読んでようやく気付きましたw。
陸では相手国をサンドイッチの具のように挟み撃ちにするように他の国との外交を考えたり動いたりするのが、地政学上の基本戦略になっていることを歴史が物語っているようです
そして読んでいくほど、以前読んだ地政学の本に書いてあった通り、地政学が冷酷な学問と呼ばれているのをより一層感じるのでありました。
あとは当時の各国の主張を難しい用語を使わず口語で要約している点が、内容を少しでも分かりやすくしようという感じがして私の中でプラスポイントでした。
この本に限らず池上先生の本やドントテルミー荒井、オリラジのあっちゃんといった教育系YouTuberの動画は、各自の主張を口語(セリフっぽい感じ)で説明してくれるから分かりやすくていいのよね。簡略化すればなんでもいいとまでは言わないが、全く理解できないという状況になるよりはいいと思う。少なくとももっと知りたいという第一歩にはなるんじゃないかなぁ。
閑話休題、あとは地政学の礎となった書籍の解説や日本の地政学の考察といった内容も含まれています。これから起きる時事問題を読み取るときに本書のように地政学的に歴史を振り返ることで今後の展望を読んだりできるスキルを身につけるきっかけとなる、まさに教養としての本でした。
以上、教養としての「地政学」入門の話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。