さて、今回の本はコチラ↓
佐藤優の集中講義 民族問題
池上先生の本の中の推薦図書で挙げられていて、興味を持ったので読んでみました。元外交官の佐藤優氏が同志社大学で行った講義を書籍化したもので、文章も池上先生の講義シリーズのように実際に講義で話してるような書き方です。前半は民族に関して書かれた文献から民族とは何かといったことやその成り立ち方を説明した本となっている。またいくつの文献を是々非々に考察してるので、極端なナショナリズムな内容になってないので良いです。古典を教科書に説明する部分はだいぶ難解な説明だけど、何となく言いたいことは分かるって感じです。また後半は前半の内容を踏まえてウクライナや沖縄を例に時事問題を民族の側面から読み解くという内容。よく聞く時事の話なので前半よりは理解しやすいです。
大多数の民族で占められている日本人にはあまり馴染みのない民族という概念を知る有意義な内容の本でした。「青い人」や「埼玉人」を例に挙げる説明は分かりやすかったです。また他の本では見ない初めての話も多くあって面白い本でした。同時に自分は自分の民族をどう捉えてるのか振り返るいい機会にもなる。しかしこの本の内容だと、いずれ沖縄は独立の道を目指す可能性があるってことになるよなぁ(著者が沖縄出身ということで、沖縄の話が結構あります)。
以上、民族問題の話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。
追記
ちょっとタイミングが遅れたけど良かったのでブログの方でも個人的に宣伝しておこう。顔見知りのレイヤーさんが所属するコスプレパフォーマンスグループの踊ってみた動画です。思わずお茶を飲む手が止まってしまうほど見入ってしまったｗ。
