午前中何の予定もない休日の朝にコーヒー淹れる習慣が続いてることにふと気づいて喜びを感じてる。
今回の本はコチラ↓。
日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治
戦争というリスクを見通す力をつける
テレ東のニュースキャスターである豊島晋作氏による近年の国際時事を政治と戦争の面から解説する本。私の好きなニュースキャスターが書いた本ということと「教養」という言葉に弱いこと、後述するワールドポリティクスでやたら本人によって宣伝されてるという理由で手に取ってみましたw。
アメリカ、中国、台湾、イスラエル、パレスチナ(ハマス)、ロシア、核保有国、インドがここ数年どういう論理で政治を進めているのかを各章で解説して、その上で日本はどうかという流れになっている。ここ近年の国際政治に関する内容だったので記事タイトルも「2024年の」と題しました。あと読んでると内容が豊島晋作キャスターの喋り口調で脳内再生されるw。
正直なことを書くと大筋の内容は私がYouTubeでよく観てるテレ東BIZの「テレ東ワールドポリティクス」とほぼ同じなので、大筋や概要だけ知りたいという方はそっちの動画を観れば事足りると思います。ただ改めて動画を観ながら本文を追ってみると、テレ東BIZの公式に登録してないと観れない部分(有料)かそれ以上に関する内容もどうやらあるっぽいので、私のようなテレ東BIZに登録してないけど知りたいという方にはオススメかと。
(「半導体戦争」でも読んだ通り)現代における戦略物資としての半導体や暗殺国家イスラエルの言い分と性質、グローバルサウスの盟主インドのどっちつかず戦法等、未来は読めないにしても現状を把握しながら生きていくうえで必要な、まさに「教養」として知っておきたいことが沢山でした。日本のナラティブ・パワーの弱さに関してはパワーや手法というよりはそもそも根拠になるベースが(昔はあったかもだけど)現在にはないのではというのが読んでいて感じた自分の意見ですかね。それとあまり書くと本筋から外れるので詳しくは延べないけど、太平洋戦争のくだりは戦略が「なかった」というよりは「あったけど早期のうちに外した(または読み違えた)」というのが持論。
以上、日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治の話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。