今回の本はコチラ↓。
教養としての「半導体」
以前紹介した「半導体戦争」は海外の著者によるものということもあって、世界から見た「半導体産業の世界史」といった感じに対して今回の本は日本の技術者から見た「日本側から見た半導体産業の総論」といった感じです。
歴史はもちろん、半導体が作動する簡単な仕組みや各素子や製造過程に関する説明もあるので、産業の視点からの半導体を網羅的に知れておススメです。ニュースとかでICチップの製造シーンがたまに映ったりするけど、冷静に考えたら作り方を受け身で知る機会すらないよなってふと思いました。半導体の会社もファブレス*1やファウンドリ*2以外にも色々あることも学びました。
学生時代に半導体に間接的に関わってきたとは言うものの、それがどう使われているかまではほとんど知識がなかったので、それを知れたのは非常に有意義でした。これだけ知識を得られれば、専門的とまで言わずとも日常会話の範囲での半導体の話は十二分にできるかと思います。
また同じ時期に「ビジネス教養としての半導体」という本も読みましたが、今回の本の簡略版といった感じだったので、手っ取り早く半導体産業のことを知りたい場合はこちらもおススメ↓。
内容は凡そ同じだけど、こちらでは著者が商社出身ということもあって半導体商社の解説がプラスされた感じです。
以上、教養としての「半導体」の話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。