俺と某の電撃戦

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俺と某の電撃戦

Though I only patiently listen to your silly talk, Chipi Chipi Chapa Chapa

 問題!


急に!?


 下記リンク先の参考画像は第二次世界大戦当時の基地に帰還してきた米軍の爆撃機の被弾箇所(赤い点)の統計をとったものなんだけど、このデータから爆撃機のどの部分の装甲を厚くすれば被撃墜率を下げられるでしょうか?↓



どこの部分の装甲を厚くする?


 当時の爆撃機の撃墜数とそれによる戦死者が多いので帰還率を上げるために装甲を増やしたい、でも装甲を厚くすると機体が重くなって操縦性や運動性が悪くなるから必要最低限のところだけ装甲を増やしたいっていうのが背景。さて、どうしましょう?


う~ん……

普通に考えたら赤い点が集中してる翼の端や根本、機体中央ですよね


 そう考えるよねぃ。実際軍のお偉方も同じように考えたそうだけど、とある数学者(統計学者)は違う部分を答えたのだそうです。答えと理由はこの記事の最後に。


 実は結構前からこの話は知ってたんだけど、この前読んだ本にもこの話が出てきたので有名な話なのかなと思ったのとちょっと気に入ってる話だったから出題してみました。生存者バイアスという事象を説明する際によく使われる例だそうです。あ、今回はそれだけです。久しぶりの雑談記事。
 






 答え:赤い点が全くない部分(翼の中央、尾翼等)

 理由:統計を取ったのは「帰還できた爆撃機」からだけで、赤い点が集中してる箇所は「そこを撃たれても帰還できる」という意味、逆に赤い点がない箇所は「そこを撃たれてたら帰還できてなかった」ということを意味するから