俺と某の電撃戦

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【書籍】近現代史から時事問題を見る 歴史の予兆を読む

 この前「あそびあそばせ」のアニメの切り抜きと公式の漫画動画を観てたんだが、メチャクチャ笑わしてもらいましたw。例えるなら、下ネタと顔芸の多い「日常」。これは2期あったら観る。そしてこういうノリのかわいい女子中高生すこ。3人組みんな良いけど、特にオリヴィアのジト目とヤラシイ顔すこ。



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 さて、今回の本はコチラ↓



 歴史の予兆を読む


 池上先生と保阪正康さんによる近現代史対談本。近現代史から現在問題となっている日本や世界の時事の潮目や歴史の予兆を考えるという本だが、内容は普通に社会評論。ただ約300ページと新書にしては結構ボリューミーだったけど、日本と世界の常識、民主主義、忖度、格差、気候変動、政治家のリーダー論etc……と色んな話題に関して新しく知ることや自分なりに考えたりすることも多く、面白かったのでつい一気読みしてしまった。また保阪さんの過去に取材した色んな人の証言を引き合いに出して話を進めるのも色々知れて興味深いです。


 本書の内容の中では特に「忖度」については結構自分なりに考えてしまったな。今も昔も忖度はあったわけだが、見方を変えれば「先読み」とも言えるから、動かなかったら動かなかったらで指示待ち人間と思われたり別の形で不都合が生じるかもしれない、かと言って動けば忖度したとみられる……どっちに転んでも穏便に済まないのが為政者の難しいところなのではと自分なりに思いましたね。また気候変動の章では立場や池上先生が話した「欲望を軸にした循環」の観点から、単純な理屈や理性だけではどうしても無理が生じる部分が出てくるということを改めて感じました。もちろん他の話題に関しても考えることが多くて読んでる間は実に充実した時間でした。


 他にも書きたいことはあるが、詳しくはご自分で実際に読んでみてくださいまし。


 余談だが、保阪さんは昔「五・一五事件」の本を読んだことがあるので知ってはいる↓。





 以上、歴史の予兆を読むでした。ここまで読んでいただきありがとうございました。