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かわいいw。
さて、今回の本はコチラ↓
多数決を疑う
「池上彰と現代の名著を読む」という本の中で参考図書の一冊として紹介されてたということで読んでみました↓。
タイトル通りなんだけど、「多数決という決め方はおかしい!」という意見提起よりは色んな物事の決め方(本書では集約ルールと呼んでいる)を紹介してそれぞれの特徴を紹介するのが主な内容となっている。色んな多数決の他に直接民主制と代表(間接)民主制、立法と行政(メカニズムデザイン)などの政治に関するシステムについて説明している。お堅いテーマに見えるが難しい言葉や数式を使わずに具体例を出すなど分かりやすく書かれています。予想以上に面白い本でした。
クローン問題や棄権のパラドックス、オストロゴルスキーのパラドックス等、多数決においてなかなか興味深い現象を色々知れて有意義なものでした。
一つ一つ説明したいけどそれだけでかなりの文章量になりそうなので、気になった方は各自調べてみてね
一見公平に見える普通の多数決がいかに万能じゃないかということを知れるし、手法によっては頭を働かせれば多数決でも操作できるんだなぁということが分かります。読んでると多数決というテーマだけでここまで幅広く内容があるのかと思ったり、多数決が統計学の一分野として確立されてることも驚きがあったりもしました。あとは前述のオストログルスキーのパラドックスから「22世紀の民主主義」を連想したり、いくらか前に観た「るーいのゆっくり科学」の下記の動画を思い出したりと、短いながらも点と点が線で繋がった感がありましたね↓。
よく池上先生が紹介するチャーチルの名言「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外のすべての政治体制を除けばだが」というのを改めて実感できる内容です。実生活にはなかなか利用できないにしても知識として知ってるだけでも十分タメになるかと思いました。
以上、多数決を疑うの話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。