俺と某の電撃戦

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【書籍】役立つ行動経済学を面白く 予想どおりに不合理

 最近PUFFYの「アジアの純真」という曲を知ったのだが、「マラリア」とか「夜になって熱が出て」って歌詞が出てくるから風邪とか病気の方のマラリアの歌なのかと思ったw。


 今回の本はコチラ↓。



 予想どおりに不合理


 行動経済学の本については以前も1冊紹介したと思うが、今回の本はアメリカの行動経済学の学者さんが書いた本です。以前の本についてはコチラ↓。


arice403s6c7.hatenablog.com


 「行動経済学」と言われると難しい経済理論とかの本かと思われるかもしれないが、要するにお金が関わる心理学で、難しい式や定義は出てこないし法則や理論を導く時に行うのもバラエティ番組の「モニタリング」でやるような社会実験なのでなかなか面白いです。最近だとバナナマンが出てる住友生命のCMでも「行動経済学」というワードが出てるから馴染みのある人もいるかも?



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 CMにある「ホモエコノミカス」という単語も本書に登場しますし、「ナッジ」もさっき挙げた以前紹介した本に登場します。




 各章ごとの流れとしては、著者の日常生活とそこで気になったこと→気になったことを確かめるための実験→その結果と類似実験の紹介→考察と最後にまた著者の日常について といった感じで進む。内容そのものは先ほど挙げた以前読んだ本やThink Cleary、Think Smartで読んだことのあるものもあったが、専門の本ということでさらに深掘りされている。この本では


・おとりの選択肢を用意することによって、質問する側は回答する側の回答を操作することができること
・需要と供給は社会の授業で習ったような要因だけに限らないこと
・人は「無料!」という言葉に影響を受けやすいということ
・無償の頼まれごとはやるけど、安い報酬を提示されると途端にやる気をなくす理由
・冷静でいるときはやらないと思っていることでも、興奮状態になるとやらかすこと
・先延ばしする癖と目標達成について
・自分の所有物を過大評価して手放しにくくなること
・選択肢が多いと人は非合理的に行動するということ
・予測によって知覚(経験)が変わること
プラセボ効果と価格の関係
・人間不信や不正直といった人間の負の部分とお金・経済の関係
・飲食店の注文と行動経済学について


といったことを通して、人はいかに合理的に行動しようとして逆に非合理的になってしまうかを説明している。また同時にそれはランダムに起こることではなくちゃんと規則性がある(予想どおりである)ということで、本書のタイトルにあるように「予想どおりに不合理」であると語っている。俺も時折出てくる質問や実験内容について自分だったらどうするか考えながら読んでみたんだが、多分実際の生活で同じような場面になったら合理的とは逆の行動に出るだろうなと思ったから、人はやっぱ不合理のようですw。そしてこういったことを知っておくことで完全に無くすとはいかなくとも失敗や損失を減らすことができるかもしれないというわけです。


 470ページ以上もある文庫本なのだが、著者の書き方がなかなか面白いので全く飽きずに読むことができました。海外の人が書いた本の翻訳本は得てして読みづらいことが多いのだが、これは読みやすいのでオススメの一冊です。


 ちなみに著者はプラセボ効果で2008年にイグノーベル医学賞を受賞している。




 以上、予想どおりに不合理の紹介でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。