俺と某の電撃戦

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大分・熊本・鹿児島・宮崎戦記① 一日目 別府地獄めぐり編


photo:大分県 大分空港


 この夏大分、熊本、鹿児島、宮崎の九州4県を2泊3日で巡ってきました。九州全県制覇のために残る4県を一気に回る大規模作戦です(福岡、佐賀、長崎は踏破済み)。


 今回も3日間で色々あったので、全6回+おまけ1回に分けてお届けします。ということで今回も早速まいりましょう。


申し遅れましたが私は当ブログのマスコットキャラ、デフォルトちゃんです! ブログ内での補足説明等を担当しています!


 唐突の自己紹介。でも初めて見に来られた方もいるかもしれないからね。


3度目の九州上陸


 空港の空に飛行機雲という、なんともエモい風景ですね。そしてたまにある飛行機から直降りパターン。


 岐阜からセントレア~大分空港経由で九州に上陸しました。九州に来るのは3度目です。1度目と2度目の時の記事はコチラ↓。


arice403s6c7.hatenablog.com
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 1週間前の天気予報では九州全体で雨予報だったのだが、日が近づくにつれて晴れ予報に変わっていき、旅の間は一部除いて雨に降られることはありませんでした。普段こういう時は高確率で雨を引く雨男だからホント良かったよ。


別府地獄めぐり


 空港からバスで別府へ行き、そこからさらにバスを乗り継いで別府地獄めぐりへ向かいます。

知らない人向けに説明すると、別府地獄めぐりとは別府市内各地に点在する源泉地を巡る観光コースのことです


 今回は別府地獄組合に加入している有名な7か所を回りました。周りは中国・韓国人らしきアジア系の人や欧米の人等、外国人がたくさんでした。



 1か所目の地獄の受付でミーム画像になりそうなパンフ(上画像)と共通入場券、記念スタンプ帳を受け取り、さっそく地獄めぐりスタート。ちなみに大人げなくスタンプラリーもやってましたw。


1か所目:海地獄





 最初は海地獄。湧き出る温泉が青くて海っぽいから海地獄。風下で湯気の中に入るとゆで卵の臭いがッ。そうそう、温泉地といえばこの臭いだよねぃ。草津温泉でも嗅いだ臭いだ。


2か所目:鬼石坊主地獄




 2か所目はこちら、泥の中からボコボコと温泉が湧く鬼石坊主地獄。例えるならマグマとかでよく見るあの感じ。ボコッとなった時の盛り上がりが坊主頭みたいだから坊主地獄と呼ばれるようです。どうやら各地獄の名称はちゃんと分かりやすい理由があるようです。ちなみに鬼石は地名らしい。ここでもフワっとゆで卵の臭いがッ。


3か所目:かまど地獄





 次はかまど地獄だぞ炭治郎ッ。昔旧竈地獄でかまど代わりに温泉の湯気で御供飯を炊いていたことからこの名がついたそうだ炭治郎ッ。海地獄や坊主地獄でも見たような青い源泉や泥の源泉が点在している場所だぞ炭治郎ッ。


 ちなみに温泉が青いのは地中のシリカ(二酸化ケイ素)が溶け出したためであり、周りが白いのはそのシリカの非晶質(アモルファス)の沈殿物のようです。突然の化学ッ。アモルファスなんて単語聞いたの院生の時以来よ。



 そして何を隠そう(隠してない)、かまど地獄は鬼滅の刃の聖地のひとつとして、近くにある八幡竈門神社(こっちは時間の都合で行けなかった)と併せてマスコミなどで紹介されているようです。鬼滅オタとちびっこ大歓喜だにぇ。確かにお土産屋のテレビでその時の番組の映像が流れてたり、上写真の通り鬼滅の展示物がいっぱいだったりと鬼滅推しですw。芸能人のサイン色紙もごく最近のものも含めて沢山飾られてました。


4か所目:鬼山地獄




 次は鬼山地獄(由来は地名から)。こちらの地獄は大きい源泉が一つあるだけなのだが……↓





温泉のお湯を利用してワニの飼育がされており、別名ワニ地獄とも呼ばれているそうです。ある意味地獄ではあるw。説明文曰くワニは夜行性らしいので、この時間帯はユラ~ッと浮かんで寝てる様子。近くで見ると置物なんじゃないかってぐらい動かないが、たまに一匹が急に動く感じ。しかしこんな近くでワニ見たのは初めてかも。鉄格子が無かったらこんな至近距離まで近づけなかったと思うぐらい意外と迫力がある。下手に手伸ばしたら大変なことになるね。


5か所目:白池地獄





 お次はこちら、白池地獄。温度と圧力の影響で青白色なので白池……らしいのだが、説明文曰くこの時期は藻が繁殖してどちらかというとペットボトルのメロンクリームソーダみたいな色になっているw。



 またこちらでは温泉の熱を利用して色んな熱帯魚が飼育されていました。これはピラルクどうぶつの森で見たことあるー。


地獄蒸し工房 鉄輪で昼飯


 さて、次の地獄はここまで見てきた5か所の地獄から3㎞程離れた場所にあるのでバス移動になるのだが、その前にここ「地獄蒸し工房 鉄輪」で昼飯です。鉄輪と書いて「かんなわ」と読む。てつなわではない。



 このお店では上写真のように温泉の蒸気を使って食材を蒸して食べるという体験ができるお店です。まず受付で順番待ちタグを受け取った後に食券購入、自分の順番を呼ばれたら食券を渡して説明を受けてから注文した食材とタイマーを受け取ります。その後釜のエリアへ移動してスタッフの指示に従って釜の中に食材を入れてタイマースタート(15分)。店内で15分待ってタイマーが鳴ったら自分の釜のもとへ戻ってきてスタッフの指示通りに食材を取り出して完成です。



 そしてこちらが私が蒸した肉セット。さっぱりとみずみずしい野菜と肉に仕上がっていました。



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鉄輪バス停から「いでゆ坂」という通りを歩いてるとすぐ右手に見つかります


 なお食券購入時は釜使用料(15分)の食券の購入も忘れずに。


別府地獄めぐり再開

 昼飯が済んだら鉄輪バス停から次の地獄へ。バス停は大きめの待合室もあるしデカデカと鉄輪バス停ッと書いてあるので、まず迷うことはないかと。


6か所目:龍巻地獄





 順番的にはここが最後になるらしいけど、何を血迷ったのか先にこちらへ行きました。この龍巻地獄は間欠泉となっていて、3~40分に間隔で数分間続けて温泉が噴出します。周りの石の囲いや天井がなければ(アナウンス曰く)約30mの高さまで噴き出すらしいが、周囲に飛び散って大変なことになるのでこうやって石で囲っているようです。周囲は観客席のようになっていて、噴出を見ることができるようになっています。


7か所目:血の池地獄





 最後はコチラ、血の池地獄。ネーミングがまさに地獄って感じで凄いのはもちろん、見た目の迫力もある。酸化鉄の色らしいが、エヴァの赤い水というよりはエビクリームパスタのソースの色という例えの方がしっくりくるかとw。


白池温泉の時といい、源泉の色の例えがいちいち飲食物なんですねw


 風景や設備も含めて個人的には7か所の地獄の中で一番好きかも。



 松岡修造。




 ……そんなこんなで7か所すべての地獄を巡りました。想定所要時間が4時間で「4時間もいるか?」と思ったけど、意外とちょうどいい時間になりました。出だしとしてはなかなか良い旅路ではないかと。


 こうして別府地獄めぐりを満喫した私は次の目的地へ向かうために、血の池地獄前のバス停からバスに乗ったのだった……。




とぅびーこんてぃにゅーどっ