初めて大谷翔平の「リアル二刀流」という言葉を聞いた時、バット2本持って打席に立つと思ってたw。
さて、今回の本はコチラ↓。
もしも世界に法律がなかったら
「六法」の超基本がわかる物語
以前から法律に関係する本を多く紹介してるので法律の本ばかり読んでると思われるかもしれないが、ジャンルとしては色々読んでます。法律初学者向けの本をググって探していた時に以前このブログで紹介した数冊と併せて紹介されており、気になったので読んでみることにしたわけであります。
法律に興味を持った中学生のジュリちゃんが法律の神様と出会い、法律について体験するために神様の手で「ホウリツのない世界」へ飛ばされて……というお話。1話につき小説(物語)パートと概説パート、詳しい解説パートの3部で構成されている。それぞれの話で「もしこの○○法がなかったら日本はこんなことがまかり通る」という感じで話が進み、その後の解説パートで話に出てきたシーンを切り取って一つずつ解説をするという流れなので理解しやすいです。小説の内容は小中学生向けのふわっとした内容なのだが、解説パートで急にしっかりした解説をしてくれるので侮れない。
これまで読んだ法律初学者向けの本が法哲学や法解釈、法学者に関してといった概論といった感じだったが、この本で六法の具体的な扱われ方をしっかり知ることができた。特に刑事訴訟法や民事訴訟法は本質や概念だけしか知らなかったけど、この本を読んで日頃ニュースやドラマでよく見るどの場面がこれらの法に関わるのか具体例を知ることができました。弁護士や捜査に関わることは大体刑事訴訟法のことなんだねぃ。法律がちゃんと整備されてないとよく見る典型的な独裁国家になるということが実感でき、同時に法のありがたさが分かる本でした。
あとジュリちゃんかわいいねぃ。というか挿絵を担当した方はかわいい絵を描くねぃ↓。
明日発売です!!わーい🙌 pic.twitter.com/lxw27cSZD4
— 斗真なぎ (@33nagichanToma) March 19, 2019
最後に読み終わってから気づいたのだが、著者がだいぶ前に読んだ「教養としての「税法」入門」と同じ人だった。前の本がガチガチのお堅い内容だったということもあって、正直なことを言うと著者名を確認するまで気づかなかったとですw。
以上、もしも世界に法律がなかったらの紹介でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。