俺と某の電撃戦

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【書籍】化学から歴史を見る 絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている

 ライトミリオタを自称してる自分だけど、軍艦や航空機と同じぐらいエンジェルフレアが好き。ガチガチの理屈の世界に天使っていう神聖の要素があるのが良い。ちなみにエンジェルフレアというのは下動画のような射出したフレアの煙が天使のシルエットに見えるやつですねー↓。



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 さて、今回の本はコチラ↓



 絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている


 古代ローマでの仮説から高校化学で勉強する諸現象、衛生、食物、酒、セラミックス、ガラス、金属(貴金属)、染料、薬、麻薬、石油製品(繊維)、環境、火薬、兵器……と日常生活で見聞きする身近なものなどを歴史と化学の視点から見ていく一冊。科学の名著の一冊として数えられていて、私自身物理や化学といった科学史の本が好きなので読んでみました。


 アイザック・アシモフの「化学の歴史」とだいぶ前に読んだ私のお気に入りの本「炭素文明論」を足して2で割ったような内容で、一つ一つについては深くは取り扱わないものの(それでもそれなりに詳しく書かれている)様々な事柄を幅広く取り扱っている。


 タイトルに「化学入門」とある通り既に聞いたことのある内容が多かった上に全18章約390ページもあったが、初めて知ることも多くて途中で飽きずにのめり込むように読んでました(おかげで図書館で借りてきた翌日に読破してしまったw)。ハーバー・ボッシュ法を考案したうちの一人であるハーバーが、相当の愛国者で毒ガス製造に携わっていたためにノーベル賞受賞時は当時の他国の科学者からディスられていたとは初めて知りましたね。人類史の光と影を持っていたということか。それに既に知ってる内容でも忘れてたこともあるので復習にもなって良いねぃ。ここから興味の出てきた分野についてさらに詳しく別の本で深掘りしていくという順序を踏めるとなおいいかと。


 中高生でも読める分かりやすい文章なので、そういった人にもオススメしたい一冊でした。




 以上、絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできているの話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。