俺と某の電撃戦

旅行や書籍、グルメ、雑記等を自由奔放に書いてるブログです。

俺と某の電撃戦

【書籍】新書での金融学の教科書 現代の金融入門

 ラーメン屋巡りしたり競馬やったりサウナ行ったり……とやってることがどんどんオッサン化してるw。いや、サウナは若い人やビジネスマンでも入るけど……。確かに日本中旅したりコスプレ撮影したりといった趣味楽しんだりコーヒー嗜んだり社会科学や自然科学の知識を身につけたりとやってるけど、もっともっと立派な教養人みたいになりたいよー。なってどうするかと言われたらまぁ色々あるわけで。




 今回の本はコチラ↓。



現代の金融入門


 タイトル通り金融学の基礎を説明している一冊。内容は(新書ということもあって)文章で長々と色んな言い回しで書いてあるけど、よくよく考えたら特に難しいことが書かれているわけではなく、経済や金融の分かりやすい図解入門書を丸々文章にしたって感じの本です。しかし文章である分金融に関するたくさんの基礎的内容を詰め込んであり、他の入門書では知り得なかった金融の知識を多く知ることができました。世界金融危機(リーマンショック)の原因になったサブプライムローン証券化の基本的な仕組みについても、今までは「住宅ローンの証券化」という文言ぐらいとふわっとした部分しか理解できていなかったですが、今回のこの本で基本的な仕組みや原理を知ることができました。あと証券に関することよりは銀行に関する内容に多く分量が割かれてる印象。


 また、本書は世界金融危機の直後に改訂されたということもあって今から十年以上前の本ということになるが、後述の通り本質的かつ基礎的な事に関する説明に重点を置いているので、今なお色褪せない内容だったという印象でした。


 本書のはしがきにもあるように、具体例より本質的な部分の説明が多く「入門書としては難しいように感じられるかもしれない」とあったが、私としては本質的な部分を長い文章を使って丁寧に説明してくれたおかげで理解できた部分も多々あったので良かったです。図解での入門書などを読んだ後に読んで理解を深めたり金融の見識を広げるの等、いきなりこの本で学ぶというのはハードルが高いかもしれないがけど他の入門書を併せて知識を補強するという意味合いで読むのに良いかもしれないです。


 以前から書いている通り(理系人間だけど)教養の一つやその他諸々の理由で金融の勉強をしている私でありますが、こちらの本は結構な学びのある一冊でした。




 以上、現代の金融入門の話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。