俺と某の電撃戦

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俺と某の電撃戦

【映画】まるで出席を取るみたいに、先生はみんなを殺し続けたんだ。

 今回の映画はバイオレンス・ホラー、「悪の教典」です↓。



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 生徒から人気だけど実はサイコパスで頭の回るサイコキラー教師蓮見先生が、当日の自らのミス(殺人の偽装がバレかけた)を隠すために(他の先生に罪を擦り付けて)文化祭の準備で夜の学校に集まるクラスの抹殺に回るバイオレンスホラー映画。蓮見先生役が伊藤英明です。あと他の先生役に山田孝之出てましたね。


 R15+指定の映画ということもあって正ーーーー直ブログで書くかどうか迷った。実際ヤベェもん観ちゃった感はある。じゃあなんで観たかというと、これまたゲーム実況者のタイショウが以前観たという話をしてたからなんですけどw。でも最後まで観ていて「悪役たるものこのぐらいぶっ飛んでないと」と思ったこともあってここに書くことにしました。自らの正当性を理詰めで弁明する悪役より、HELLSINGの少佐やアーマードコアの主任のような、頭のぶっ飛んでる悪役が私は好きなんですよね。もう論理抜きだから嫌悪感とかそういうのを通り越すというか。そして確かに所々でサイコパスの特徴が出てるのもそれっぽい。


【映画】生存確率1/24

 今回の映画はアメリカ版バトル・ロワイアルハンガー・ゲーム」です↓。



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 時は近未来、独裁国家ネムでは市民の反乱を抑えるために12の地区から少年少女1人ずつを選出し計24人で殺し合いをさせる「ハンガー・ゲーム」なるものが行われていた。その第74回のプレイヤー選出の日にその一人として選ばれてしまった妹に代わって出場することになった主人公の女の子は、同じく同地区から選ばれた青年とともにハンガー・ゲームへと挑む……という話(同地区のもう一方もゲーム中は敵ということになるのだが)。


 あらすじを見ても分かる通り、バトル・ロワイアルです。原作が小説というとこまで一緒w。バトロワは高校生の頃めっちゃ好きで原作小説、漫画、映画と当時出てたものは片っ端から読んだし観てました。読書感想文の本に選ぶほど好きだったんです……肝心の感想文の内容はクソでしたけどw。漫画版は生々しかったなぁ。あと映画は今見るとキャストが豪華なのよねー。


 バトロワと共通する部分は多くどちらも市民の反乱防止のための政策という部分で一致しているが、バトロワは表向きが「プログラム」という戦闘シミュレーションで参加者の中学生は実験台なのに対して、ハンガー・ゲームはいわばお祭り・見世物で参加者の少年少女は役者という意味合いが強いようです。その他にバトロワはいきなりクラスごと拉致られて突然戦闘開始だけど、ハンガー・ゲームは教育係やスタイリストが地区ごとに支援陣営として付いてるし訓練期間もあるしプレイヤーによってはゲーム中にスポンサーからの支援物資が届いたり等、参加者が結構優遇されてるのね。


 観る前と後で自分の中での評価が爆上がりした、予想以上に面白い良い映画でした。途中で画面をガックガクにして幻覚を表現したりわざとぼかして臨場感を出す演出は今のところ他の映画では見ないですね。BGMも良かったし戦闘の流れも徒党を組んだり作戦立てたり乱戦になったりといかにも(一般名詞としての)バトルロワイアルという感じがして良かった。あと主人公が監視カメラに向かって三つ指のポーズするとこと最後のEDすこ。


 それと関係ないけど特権階級のファッションの悪趣味感とか近未来のディストピアを感じさせる軍隊が良い味出してるw。


 今回観てきた映画では重点的に観てきた戦争映画とSF映画を除いたらオススメしたい映画に入りますね。これはやはりバトロワ好きという影響もあるのでしょうか。ただゲームの運営側がゲーム中にコロコロルールを変えるのはいいのかw。そして山火事起こしてプレイヤーを強引にゲームエリアに引き戻したり獣放ったりと運営側の介入が多すぎるのもいいのかw。


 うーん、一時期CMで見かけた程度でめちゃくちゃ知名度が高いというわけではなかっただけに、これは良い掘り出し物映画を見つけた気分です。





 なおこちらの映画も続編があと3作品あるようですが、あらすじを読む限り主に反乱側としての話で大筋はバトロワ鎮魂歌と同じ流れっぽいので、観るかどうか迷い中。

【映画】この事実は、想像を超える。

 今回の映画は「ローン・サバイバー」です↓。



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 タリバン幹部の殺害を目標とした米軍による「レッド・ウィング作戦」にて、偵察のために先遣隊として作戦エリアに降り立った4人のネイビーシールズだったが……という話。


 とりあえず観てて思ったのは、いちいち傷や怪我が痛々しいorz。ガンアクションのある映画のあるあるとして「こちらの銃弾はバチバチ当たるのに敵の銃弾は当たらない」ってのがあるけど、この映画はバリバリに食らいます。あとはいちいち言い回しがカッコいいしいちいち銃を構える4人の姿が他の戦争映画の兵士以上にカッコいいんですよね。「タイムカードを押すぜ」って表現すこ。あと護衛つけずに輸送ヘリ飛ばすとああなるんだ……って思った。


 私としてもこの映画は高評価ですね。


 劇中で米軍兵士の多くが髭を生やしているのはイスラムでは髭を生やすことが立派な男性のしるしであることや、(ちょっとネタバレになるけど)終盤で現地村人が匿ってくれたのはアフガニスタン内の最大部族には「客人は命をかけてでも守れ」という掟というか風習(パシュトゥーンワーリーというらしい)があるということは池上先生の本で以前読んことがあった。こういうのを知ってると映画観た時にちゃんと理解しながら観れるからいいねぃ。



【映画】権力という孤独 愛という哀しみ 男という生き方


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 笑ったw。こういう社会人×女子高生の組み合わせすこ。



 今回観た映画は有名なマフィア映画「ゴッドファーザー」です↓。



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 麻薬取引の一件をきっかけにゴッドファーザーことドン・コルレオーネの暗殺未遂が起き、そこからマフィア同士の抗争に発展していくという話。やっぱ闇世界の話には抗争がつきものよね(?)


 名前だけは知ってる有名な映画だけど内容までは知らなかったからということで観てみました。また渋い映画を選んだなと自分でも思うw。アカデミー賞も受賞している映画のようです。顔の半分に影が落ちてる演出すこ。


 マフィアの映画ということだから龍が如くとかアウトレイジみたいな恫喝とか怒鳴りあいの応酬がある雰囲気かと思ったが、お国の違いなのか比較的淡々と静かに殺しが起きてくといった感じでした。確かに海外の反社会勢力(マフィア・ギャング)と日本のヤクザにはいくつか違いがあるって聞いたことあるし。ドスの効いた恫喝とかもなくそちらも結構淡々としている印象。いや、海外の人からしたらドスの効いた感じなのかもしれないw。



 一応続編が2作品あるけど大体の雰囲気と内容は知れたから続きは特に観る予定はないです。でもまぁ余裕があれば。

【映画】あなたはこの戦争に言葉を失う。しかし、知るべき時が来た。

 アニメはいつも1シーズンあたり1~2本観るかどうかのペースなのだが、今季は5本もあるッ。こんなん久々……というか初めてじゃないだろうか?




 今回の映画は「ブラックホーク・ダウン」です↓。



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ブラックホークというのは軍用ヘリの名前です


 1993年、米軍が介入したソマリア内戦のうちの「モガディシュの戦闘」の話(実話)。内戦最大勢力の幹部を捕らえる作戦を遂行するために投入された約100人の米軍特殊部隊、当初は1時間もかからず作戦は終了するはずだったが……。


 私が観る戦争映画は主に第二次世界大戦・太平洋戦争のものが大半で今回のような現代戦の映画は正直後回しにしてしまっていました。しかし……いやぁ、(戦争映画だからこう言うのは不謹慎かもしれないが)こういう戦争映画を待ってたのよ。作戦開始から終盤までほぼずっと戦闘シーンというのはアツかったし、綺麗な流れで続く戦闘の演出が良かったです。序盤は圧倒的有利だった米軍もヘリ撃墜を契機に徐々に(内戦最大勢力の)民兵に押されていくという展開はこちらもつい見入ってしまいました。さすがオススメの戦争映画の一つとして頻繁に挙がるだけあります。もしオススメの戦争映画を聞かれたらプライベート・ライアンやフューリーと併せてこれも挙げたい。そしてやっぱりヘリが一斉に飛び立つシーンは壮観だねぃ。現代戦の映画ではこういうシーンが一番好きかもしれない。


 でもやっぱり戦争だから悲惨なものは悲惨だし、他の映画等で何度見ても麻酔無し治療のシーンは慣れないorz。



【映画】音楽だけが生きる糧だった

 今回の映画は「戦場のピアニスト」です↓。



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 第二次世界大戦勃発から終戦までのポーランド ワルシャワにて、ユダヤ人ピアニストのシュピルマンによる逃避行を描く。ノンフィクションでアカデミー賞もいくつかの賞を受賞している作品です。開始数分から波乱です。


 戦争映画(とSF映画)好きで昔の名作から最近のものまで有名なものは割と片っ端から観ている私だけど、そうなると以前観た「シンドラーのリスト」のようにやはりホロコーストが関わる作品に必ず当たるのよね。そしてその度に「ヤバいもの観ちゃったな……軽い気持ちで観ていいものじゃないな……」ってなる。「えッ!?」ってなるほどの展開がいくつもあったりと、正直閲覧注意だと思います。


 途中から「もはやピアニスト関係ないやん……」って思ったけど、ちゃんと終盤でタイトル回収してくれました(原題はThe Pianist)。そしてこれだけ惨いと終盤の優しいナチス将校が良い人に見えてしまう(ゲイン・ロス効果)。


 あとはどう書いても陳腐な感想になってしまいそうだからこのぐらいで。




【映画】人間の名誉と誇りを賭け、男たちは戦いの火花を散らす!


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 ユン坊に冷めちゃったり脳破壊されてる時の団長すこw何度見ても笑えるから良い。




 今回の映画は「戦場にかける橋」です↓。



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 「サル・ゴリラチンパンジー♪」でおなじみのあの曲で有名な映画かと*1


 戦時中のタイ-ビルマ国境間にある捕虜収容所付近に鉄道の橋を架けるために所長の斎藤大佐はイギリス軍捕虜を招集したが、イギリス軍捕虜の将校も橋建設に従事せよという命令に対して捕虜側の隊長ニコルソン大佐は「将校の労務ジュネーブ条約に反する」のを理由に頑なに将校の建設従事を拒んで……というとこから話が始まる。同時に途中で収容所から脱走したシアーズ中佐は救助後、橋爆破のため決死隊の一員として元いた収容所付近の橋へ戻るというフェーズもあり、ニコルソン側とシアーズ側の2方面で話が進んでいきます。


 表立った戦闘はあまりないけど戦争映画の一つということで観てみました。50年代という古い映画だけどアカデミー賞受賞した凄い映画のようです。画面の明るさを暗くして夜の風景扱いにしてるのが時代を感じるw。果たして橋は期限までに完成するのか、そして橋爆破作戦は成功するのか……ラスト20分は特に展開が気になる見応えある映画でしたね。




*1:「ボギー大佐」という曲を編曲した「クワイ河マーチ」という曲