俺と某の電撃戦

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【映画】生存確率1/24

 今回の映画はアメリカ版バトル・ロワイアルハンガー・ゲーム」です↓。



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 時は近未来、独裁国家ネムでは市民の反乱を抑えるために12の地区から少年少女1人ずつを選出し計24人で殺し合いをさせる「ハンガー・ゲーム」なるものが行われていた。その第74回のプレイヤー選出の日にその一人として選ばれてしまった妹に代わって出場することになった主人公の女の子は、同じく同地区から選ばれた青年とともにハンガー・ゲームへと挑む……という話(同地区のもう一方もゲーム中は敵ということになるのだが)。


 あらすじを見ても分かる通り、バトル・ロワイアルです。原作が小説というとこまで一緒w。バトロワは高校生の頃めっちゃ好きで原作小説、漫画、映画と当時出てたものは片っ端から読んだし観てました。読書感想文の本に選ぶほど好きだったんです……肝心の感想文の内容はクソでしたけどw。漫画版は生々しかったなぁ。あと映画は今見るとキャストが豪華なのよねー。


 バトロワと共通する部分は多くどちらも市民の反乱防止のための政策という部分で一致しているが、バトロワは表向きが「プログラム」という戦闘シミュレーションで参加者の中学生は実験台なのに対して、ハンガー・ゲームはいわばお祭り・見世物で参加者の少年少女は役者という意味合いが強いようです。その他にバトロワはいきなりクラスごと拉致られて突然戦闘開始だけど、ハンガー・ゲームは教育係やスタイリストが地区ごとに支援陣営として付いてるし訓練期間もあるしプレイヤーによってはゲーム中にスポンサーからの支援物資が届いたり等、参加者が結構優遇されてるのね。


 観る前と後で自分の中での評価が爆上がりした、予想以上に面白い良い映画でした。途中で画面をガックガクにして幻覚を表現したりわざとぼかして臨場感を出す演出は今のところ他の映画では見ないですね。BGMも良かったし戦闘の流れも徒党を組んだり作戦立てたり乱戦になったりといかにも(一般名詞としての)バトルロワイアルという感じがして良かった。あと主人公が監視カメラに向かって三つ指のポーズするとこと最後のEDすこ。


 それと関係ないけど特権階級のファッションの悪趣味感とか近未来のディストピアを感じさせる軍隊が良い味出してるw。


 今回観てきた映画では重点的に観てきた戦争映画とSF映画を除いたらオススメしたい映画に入りますね。これはやはりバトロワ好きという影響もあるのでしょうか。ただゲームの運営側がゲーム中にコロコロルールを変えるのはいいのかw。そして山火事起こしてプレイヤーを強引にゲームエリアに引き戻したり獣放ったりと運営側の介入が多すぎるのもいいのかw。


 うーん、一時期CMで見かけた程度でめちゃくちゃ知名度が高いというわけではなかっただけに、これは良い掘り出し物映画を見つけた気分です。





 なおこちらの映画も続編があと3作品あるようですが、あらすじを読む限り主に反乱側としての話で大筋はバトロワ鎮魂歌と同じ流れっぽいので、観るかどうか迷い中。