NIKKEというゲームに出てくるディーゼルって子が、その、凄く、性癖に刺さるんですね……w。
今回の本はコチラ↓
バッタを倒しにアフリカへ
子供の頃からの夢が「バッタに食べられたい」という通称バッタ博士の前野ウルド浩太郎氏*1がアフリカ西部の国モーリタニアでサバクトビバッタの調査へ行った時の自叙伝。
科学の名著の一冊に数えられ、私の興味をある分野からは外れているけど面白そうだからということで読んでみました。今から6年ほど前の出版された本です。読んでる途中で昔世界一受けたい授業で先生として出演してたのを思い出した。
バッタは大量発生して農作物を食い荒らす「蝗害」を引き起こす原因になるそうです
金カムでもそういうくだりがあったね。アフリカでは特にそれが起きやすく、その防除のための研究所がアフリカにはあるようです。バッタの大量発生の様子を本書の写真や動画で見てみたけど、確かにこの数は日本では見ないな。
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現地でのバッタに関する奮闘記の他にも日本のポスドク*2事情や現地での生活に関する話、研究者としての計画の立て方や視点等、面白い話が盛りだくさんです。特にモーリタニアの人々は良い人と悪い人の差が激しいと読んでて感じますね。良い人は見知らぬ人でも率先して助けてくれるけど、悪い人は職員が賄賂を要求してくるレベル。あと読んでいくと前野氏の知名度が日に日に上がっていく様も分かります。余談だけど著者が運営してるブログが私と同じはてなブログでした↓。
小難しい専門的な話もあまりないので、科学に興味のない人や文系の人、小中学生でも読んでて面白いかと思います。オススメの一冊です。こういう周りに迷惑をかけない(それどころか貢献している)面白い奇人・変人は私も好きです。
決して楽な道ではなかったサバクトビバッタの現地調査研究、果たして前野氏は成功させることができるのか、そして「バッタに食べられたい」という夢は叶うのか……!?
以上、バッタを倒しにアフリカへの話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。