今回の本はコチラ↓
宇宙は何でできているのか
素粒子物理学で解く宇宙の謎
科学の名著の一つとして紹介されていたのをきっかけに読んでみました。宇宙物理学や素粒子物理学の本は下記で紹介したのをはじめ何冊か読んできたけど、この本はそれら「宇宙観測」「ビッグバン」「素粒子」「暗黒物質・エネルギー」「4つの力*1」「加速器」etc……を体系的に満遍なく網羅したような内容となっていました。どうでもいいけど学生時代の研究で私も加速器を使った経験があります。
arice403s6c7.hatenablog.com
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分かりやすい説明と身近にあるような例え話で理解しやすいように書かれています。また時折挟むこぼれ話も面白い。難しい数式もあまりなくディープで難しい話になりそうなところは「これ以上詳しく説明すると難解になるので省く」や「まぁそういうものだと解釈してください」といったように基本の部分だけにフォーカスして話を進めてくれるので、宇宙についてこれから専門的に勉強したいという人よりは、私のように教養として基本だけ知りたいという人にオススメの一冊かと思います。
素粒子について今までフワっとしかわからなかったけど、この本でさらに少し理解が深まったかと思います。これを読むと(現時点で判明している)宇宙が分かったような気になるッw。
以上、宇宙は何でできているのかの話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。
*1:重力、電磁気力、強い力、弱い力