あれ以降ウマ娘について調べてから、ライス、テイオー、エイシンフラッシュに加えて新たにメジロドーベル、メイショウドトウ、マンハッタンカフェ、ミホノブルボン、キングヘイロー、サクラバクシンオー、カレンチャン、セイウンスカイも好きになりました。
多くないですか?
もうゲームやった方がいいのでは?とも思ったけど、やはり諸々の問題を抱えることになることが予想されるので、しばらくはコンテンツとしてのウマ娘を楽しんでいく予定です。あと今年の紅白ではこの流れならウマ娘来るんじゃないかって思ったけど、予想に反して出場なしでしたね。しかしYOASOBIやLiSAさんは出場するのは嬉しい。
さて、ウマ娘の話はここらへんにして、今回紹介するのはコチラ↓。
宇宙になぜ我々が存在するのか
以前紹介した「ふしぎなキリスト教」と同様、池上先生の「考える力がつく本」で宇宙に関して分かりやすい参考図書として挙げられてた一冊です。
私理系ではあるのだが、専攻が工学なので宇宙物理学については疎いのよね。
タイトルに「我々が存在する」とあるので人類の起源について書かれてると思われるかもしれないが、内容の8割はニュートリノやヒッグス粒子等の素粒子物理学の話です。で、最後にこれまでの素粒子物理学の話をもとに宇宙の起源についての仮説を説明するという流れになっている。
よくノーベル物理学賞で素粒子関係の論文が受賞した時に「宇宙の始まりについての解明に近づく」とニュースで説明されることがよくあると思うが、その理由がよく分かる本です。そして内容もたとえ話やふわっとした図等もあって非常に分かりやすく、専門外の私でも基本と概要については理解できる良い本でした。これでなんとか知らない人に対して簡潔に説明できる程度にはなったと思う。あと文章の書き方がどこか池上先生のような感じもあるw。
学校では原子が「これ以上分割できないもの」と教わった筈だが、どうやらクォークやニュートリノ等、原子からさらに分割できる素粒子といものがあるのね。そしてそれら素粒子の振る舞いを知ることで、素粒子が誕生した瞬間の非常に狭い宇宙=宇宙の始まりが分かるという理屈。従来の素粒子の理論なら宇宙は誕生しなかったはずなのに、何らかの理由で宇宙は誕生した……それは何故かって話に繋がる。あとはその実験内容や科学者のこぼれ話も要所要所で入ってる感じ。素粒子物理学の入門書には良い一冊です。
ただこの本が出たのが2013年と今から8年前なので、現在では素粒子に関して様々な情報が更新されているかもしれないので、さらに深く学ぶとするならここ近年に発売された本も併せて読むのもいいかも。
以上、宇宙になぜ我々が存在するのかの紹介でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。